VMC - 2ホストクラスタ実装
皆様こんにちは。ド文系です。
ついに来ました!
2Host 環境の正式サポート!!
イベントの度に
いま開発中です、間もなく対応しますという回答を聞き続け1年以上…
念願のアップデートです。
VMCは1ホストあたりのインパクトが大きいので、
容量的には2ホストで良いんだけどな、最低3ホストか~~~…といった感じになった場合、ほぼ100%の確率で採用を見送られてきました。
なので、このアップデートはVMC採用の門戸を大幅に広げたのではないでしょうか。
早速検証環境で触ったりドキュメントを読んだりしてみたところ、2点ほど注意点を発見したので載せておきます。
① 1ホスト→2ホストへの拡張が出来ない
→2ホスト環境にしたい場合は、
初回デプロイのときから2ホストにしないといけないようです。
1ホストからの拡張では、問答無用で3ホストになる仕様でした。
② 一度3ホスト以上に拡張してしまうと、2ホストにはもう戻せない
→これもそういう仕様のようです。
2ノードvSANが、通常のvSANに作り変えられるから…?
②って、こちらの使い方で3ホストにしてしまった場合は仕方ないにしても、
ホストに障害があったときとか、入れ替えの際も一瞬3ホストになるじゃないですか…?
それでももう戻せなくなってしまうのでしょうか、、、、
大きな声では言えませんが、意外と落とし穴の多い製品でもあるので、
次に検証環境を立てたときにでも、チャットサポートに聞いてみたいと思います。
VMWorld2020_登録開始
皆様こんにちは。ド文系です。
1年て早いですね。
もうVMWorldの香りがして参りました。
昨年のサンフランシスコでの、濃い1週間を思い出します。
お蕎麦屋さんだったかうどん屋さんだったかがどこにあるのか分からなくて絶望したのも、今となっては良い思い出です。
ただ今年はこのご時勢なので、オンラインでの開催となっていますね。
史上初の試みだとのことですが、
昨年はセッションをギチギチに詰め込んだせいで会場から会場への移動が間にあわず、遅刻したり迷子になって参加を諦めたりしていたので、その点オンラインはとてもありがたいです。
登録サイトを確認したところ、なんと無償登録なるものもあり!、早速登録してしまいました。
残る問題はただひとつ、わたしの耳が、一切英語に対応していないことだけです。
10月までに、如何にして聞くかの作戦を練ろうと思います。
VDIの監視は必要なのかどうか
皆様、今週も1週間お疲れ様でした。
ド文系です。
さて、先日タイトルのテーマで、お話しさせていただく機会がありました(Webiner)。
Webinerではお話しきれなかった本音も交えつつ、
このブログでも少しお話をしたいと思います。
ControlUpという監視ツールを推しメンに据えているわたしではありますが、
監視大好き、監視こそすべて、というわけではありません。
無理に監視しなくても良い場面だってあるだろう、と思っています。
ControlUpをそもそも良いなと思ったのも、仮想サーバを監視するなら、という、限定的な視点でのことでした。
AWSとオンプレとか、
VMCとオンプレとか、
複数のロケーションにサーバが散り散りになっているような環境で、
それを一斉に管理できるってところに魅力を感じていたわけです。
なので、VDIの監視となると話は別で、
すべきかどうかは究極、業種やVDI以外の設備がどうなっているかによるんじゃないかなあと思います。
たとえばVDIをシンクラから利用しているのか、社内システムにアクセスできる普通のPCから利用しているのかで、随分話が変わってきますよね。
後者であればVDIが使えなくなっても、PC本体で仕事は継続できるわけで、
そういう環境であれば、無理にVDIを監視する必要はないのではないかと思います。
※当然保存前のデータがまるっと飛ぶので、急いでる時とかにやられると絶望しますけど、、、、
逆に前者、社員のPCが基本的にすべてシンクラであるような場合は、VDIが使えない=仕事が出来ない になるので、監視は必須です。
また、いま現在、2020年6月時点での限定的な話をするなら、
時勢の関係で、極力在宅勤務という企業も増えていますよね。
さすがに各社員の自宅PC(私物)から社内システムへのアクセスを許可することはないはずなので、そうなるとVDIに障害が発生した場合、時勢に逆らって出社する羽目になります。それを許容するのかしないのかという点も、大きなポイントになってくるのではないでしょうか。
ーーーーーーキリトリーーーーーー
(ここからは完全に個人の本音です)
IT管理部門のいち社員としての正直な意見としては、
VDIをその他社員に提供している時点で利用者達の生産性の一部に責任を負うことになるので、予算が取れるものなら当然監視はしたいですよね。
ユーザに何か言われてから対処するようなことが続くとシステムに対する満足度が下がりますし、
「使えねーな」とか、「またかよ」とか言われた日には、
こっちだって出来ることには限界がありますし、
毎日1台ずつチェックする時間なんてないですし、
これでも一生懸命やってますしーーーー、、、!!!!
と、心がチリッチリにすさみます。
会社としての利益とか、コスパとか、いろいろあるとは思いますが、
現場を思いやる心をお持ちの経営層の皆様は、ぜひ、運用管理ツールや監視ツールを導入する予算を、IT部門にお恵みください…。
ControlUpについて
皆様こんにちは。ド文系です。
緊急事態宣言がかなりのエリアで解除されましたね。
ただわたしは都内勤めの千葉県民なので、いまだ緊急事態継続中です。
そもそもインドアなので然程苦痛は感じていなかったのですが、
自粛太りが無視できなくなってきたので、一昔前に流行った、「2週間で10キロやせるダンス」なるものに手を出してみたんですね。
運動し慣れないもので、準備運動もなしに全力で踊り倒したところ、
9日目…2週間もたずして膝が壊れまして、途中棄権を余儀なくされました。
急激に増えた自重に、耐え切れなかった模様です。
いまだに膝が痛すぎて走るどころか普通に歩くことも出来ず、お散歩のたびにお犬様に苦い顔をされています。
さて、前置きが長くなりましたが、
前回の記事で触れたControlUp、V4Hに代わる新たな監視ツールについて、
VMware社のTestDriveを触ってみましたので、最新版の画面のイメージをご紹介します。(興味のある方は是非↓!)
ControlUpは大きく、「監視」と「分析」の2つの機能を持っていて、
それぞれ個別のコンソールがあります。
「監視」がこちら↓で、リソースを大幅に消費している箇所が赤く表示されます。
赤くなっているところはクリックする事ができ、どんどんクリックしていくことで原因が特定できるほか、解消するにはどうしたらよさそうかのアドバイスもしてくれます。
また、実際のアクションも同じコンソールから実施可能です。
「分析」の画面は↓で、「ControlUp Insight」という名前がついています。
こちらはブラウザベースで開くので、Chromeで開いたり、ブラウザにDeepL等のプラグインを入れておいたりすれば、日本語で画面を確認することも可能です。
この画面では隔離ソースの使用率が高い仮想マシンやユーザ・アプリのほか、ユーザアクティビティ、各仮想マシンの適切なサイジング等について確認することが可能です。
ControlUp、いかがだったでしょうか。
監視だけでなく、問題に対する対処までをワンストップ(死語)で実施できる点が、
V4Hとの最も大きな違いかなと思います。
大々的にお披露目になる日が待ち遠しいですね。
では今回はこの辺で!
先見の明(自分が怖い)
皆様こんにちは。ド文系です。
いやあもう、わたしは自分が怖いです。
これはもはや産屋敷一族の血を引いている説まであります。
何かというと、私が…このブログでは今年のお正月の記事から、
会社員としては昨年のVMWorldからこの方、ずっと推してきたControlUpがですね!
ついに!Horizon8で!!
公式の監視ツールとして採用される事が決まりました!!!!ドンドンパフパフーーー
通常のというか、本来の?ControlUpは vSphere基盤だけでなくCitorixとかHyper-Vとかも幅広く監視できるツールなので、そのあたりの機能は当然絞られた上での提供になるのだろうなあと思っています。
そのために手を入れるときに、なにかこう、vSphere監視に特化した追加の機能とかも併せて実装されないかなーとワクワクしているわたしであります。
すでに、Connection Serverを登録するだけで、配下のVDIが自動で監視対象に入る便利機能が搭載されましたしね!
ControlUpの提供元はイスラエルのベンチャーなのですが、やっぱり若い会社ゆえの勢いを感じます。
問い合わせをしたら基本一両日中にお返事が返ってきますし、UIの更新やアップデート等の頻度も高くて、すごく面白いです。
唯一の残念ポイントは、Webinerの開催時刻が日本時間だと100%深夜(AM1:00-2:00とか)なことでしょうか。。。。。時差8時間の壁
あとは、若干機能がかぶっている、vROpsとの棲み分けが気になるところです。
かぶる機能も制限した上での提供になるのでしょうか…機能制限によってコストがどう変わってくるのかも注目ポイントですね。
そもそもかなりコスパの良い製品なので、そのままのお値段で出されるとしたら、V4Hに比べてかなり導入のハードルが下がるのではないでしょうか。
Horizon8 そのものについては、発表されるということは分かっているのですが、
機能の詳細やHorizon7からの変更点等の詳細はまだつかめていないので、発表され次第発信できればと思います。
リンククローンが使えなくなるという噂は、果たして本当なのでしょうか……
VMCが弊社内で市民権を勝ち取った話
皆様、とんでもない時間におはようございます。
ド文系です。
何でこんな時間にブログを更新しているのかと言いますと、
今の今まで作業をしていたからであります。
深夜テンションでそのまま書いておりますので、乱文乱筆は大目に見ていただけましたら幸いです。
事の発端は昨日(4/15)の夕方、
在宅勤務民の急増に伴って使い物にならなくなっていた弊社のVDI環境を改善すべく、
うちの事業部がお遊びで使っていたVMC on AWS の検証環境を、社員用の本番環境に格上げするようにお達しが来たことに遡ります。
いち社員としては嬉しいことなんです。
これでやっと、ギシギシ生活から解放されると…。
ただ、、、ただ、、、、夕方に連絡してきて明日の始業時までっていうのはちょっとひどいのではないかと思います…!!
でもIT企業って、こういうの多いですよね。
なる早。急ぎ。緊急。すぐに。、、、、、
失礼、脱線しました。
今回私たちがやったのは、以前も出した↓のユースケースで言うところの、「Horizon環境拡張」になります。
これまでのオンプレVDIもそのまま活かしつつ、VMC上にもHorizon環境を作って、VDIの台数を確保した感じです。
オンプレのDRサイトとしての機能とかは特に持たせていませんが、オンプレVDIから乗り換える人用に、VMCのVDIからオンプレVDIのデスクトップのフォルダ・ファイルが参照できるようになっています(Xドライブとして見せる形です)。
せっかくなので、簡単なシステム構成図を置いておきます。
さあ、9時から、無事動きますように!南無三!!!
きれいなVMC
ご無沙汰しております。ド文系です。
さて、このところVMC on AWS から離れた記事ばかり投稿していましたが、
今回からまた本流に戻ってVMCについての記事を投稿していきたいと思います。
わたしが社内でVMCの担当になってからはや2年、やっと安定して案件をいただけるようになってきました(ありがたい話です)。
いろいろなお客様とお仕事をさせていただく中で感じた、VMCの使い方(ユースケース)について思うところを書いていこうと思います。
そもそも、VMware社が想定しているVMCのユースケースは、大きく下の6つです。
データセンター拡張とHorizon拡張の根っこは基本的に同じで、
オンプレのリソースが足りなくなってきたから、その拡張用途として使おう、というものです。
なにそれ?となるのは「アプリケーション移行」かと思います。
これは「次世代アプリケーション」と書かれていることもありますが、端的に言えばコンテナの事のようです。
VMWorldでもTanzuがお披露目となっていましたし、VMwareが力を入れている部分ですね。
この6つはどれかひとつの用途で使われることは少なくて、
いくつかのユースケースのあわせ技になる場合が多い印象です。
たとえば、
言葉を選ばず言ってしまうと、純粋にDRサイト用途としてのみ使うことはまずありえないかと思います。平常時一切使われないものに対して、3年間で1200万円以上、1年あたり400万円以上の維持費を払い続ける選択ができる企業はまずないでしょう。
オンプレミスでDRサイトを用意する場合も、選ぶ機器によっては近いお値段になる事もあるかもしれませんが、確実にハードウェア(資産)が手元に残るので、ちょっと抵抗感というか、感覚が違いますよね。
ただ、これをちょっと工夫して、
VMC3ホスト(2020年3月時点の最小構成)に載せられる分だけ本番環境をVMCに移し、残りはオンプレミスで動かし続ける、
そしてオンプレに障害が発生した際はVMCのホストを拡張し、DRサイトとしても利用する…といった形にすると、ちょっとアリな気がしてきませんか?
VMCはいろいろお膳立てされていて構築の手間や難しさがない分、
いかにうまく使うか?というところが、SIerの腕の見せ所なのではないかなと思います。
【追伸】
通販サイトを運営されているお客様だったのですが、
セールの際のべらぼうなアクセスに耐えられるようにしたい、
ただ平常時にそんな大量のサーバは要らないので、出来ればハードは買いたくない
なので、そのときだけVMCを利用して環境を拡張して、終わったら壊す
という、超鮮やかな使われ方を先日目の当たりにしました。
これくらい無駄のない綺麗な使い方を、いつか提案してみたいものです。