Autonomous Edge を構築してみた① HCX × Autonomous Edge 編
皆様こんにちは。ド文系です。
わたしは今、おそらくなかなかに革新的であろう環境の構築に勤しんでいます。
なのですが、壁という壁すべてにぶつかっているんじゃないかというくらい
躓き倒していて、証跡として取っているスクリーンショットがもう
あっち行ったりこっち行ったりで滅茶苦茶、見るも無残な状態となっております。
なので、正解ルートの整理ともろもろの備忘を兼ねて、
このところのわたしの活動をスクショと共にお届けしたいと思います。
HU○TER × HUN○ER 並みに完結しない可能性がありますが、気長にお付き合い頂けましたら幸いです。
今回は初回ということで、
何を実現したいの?どういう環境で使うの?
といった、前提条件について簡単にご説明したいと思います。
要件
・オンプレ仮想化基盤を、VMC on AWS に移行したい
・移行作業中に仮想マシンが停まるのは、メンテナンスウィンドウ内であればOK
・一度に全台移行するのは難しそうなので、
仮想マシンがオンプレとVMCとで行き別れになっている間も疎通が途切れない
ように、L2延伸をしたい
オンプレ基盤
・vSphere 5.5 Standard
さて、VMCに明るい方は、上記を見て、ん…??となったことと思います。
ーーー5.5 Standard で L2延伸…?無理では?
そうなのです。ご認識の通り、普通に行けば無理です。
というのも、L2延伸にはHCXを使うか、Autonomous Edge を使うか、2つの方法があるのですが、それぞれ下記が要件としてあるからです。
HCX 場合は分散仮想スイッチ(Standardライセンスでは使えない)が必須
Autonomous Edgeの場合は vSphere 6.5 以上が必須
また、Autonomous Edge による L2VPN環境で 実施可能な移行方式は vMotion のみで、こちらについても
・vSphere 6.7U2 以降
・vSphere 6.5P03 以降
のいずれかが必須要件となっているので、Edge案については、二重の意味で無理に思えます。
ただここで、あることに気がついたのです。
>Autonomous Edgeの場合は vSphere 6.5 以上が必須
この要件は、提供されている Edge の仮想マシンHWバージョンが 13 以上であるがゆえの要件であると…
え、じゃあ逆に、そっちをコンバーターで、 vSphere 5.5 で動くバージョン(10以下)まで、落としてしまえば良いのでは…?
ただそれでもやっぱり vMotion は無理なので、HCX も立てて、
L2延伸したセグメントめがけてBulk Migrationすれば完璧なのでは…?!
…と、いうことで、
HCX と Autonomous Edge のあわせ技への挑戦が始まったのでした。
そしてこの Edge がなかなか一筋縄ではいかず、冒頭に戻るわけです。
次回から早速、
Edge構築の手順をスクリーンショットで整理していきたいと思います。
※もちろんお客様環境ではなく、検証環境でのスクショなのでご安心ください