小学校教員がIT業界にとびこんでみた

小学校からIT企業へ転職したら最新技術の担当になってしまった件

クラウドについてIT用語を使わないで説明してみた

おはようございます。ド文系です。

話があっちに行ったりこっちに行ったりでごめんなさい。

先日の記事で、さらっと「クラウドのメリットが~」みたいなことを書いてしまいましたが、
文系の同志たちは、「クラウド」とか「クラウドサービス」とか大丈夫でしょうか。
息していますか?
いまどきの若者たちはデジタルネイティブというふうに言われていますが、
令和ベイビーたちが就職するころには、クラウドネイティブなんて呼ばれるようになってたりするのでしょうか。

話がそれましたが、クラウド
少なくとも入社当時の私は全然大丈夫じゃなかったので、
VMC on AWS を語る前に、そもそもクラウドって何者なのよ?っていうお話をしたいと思います。

 

 

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さて、クラウドというのは結論、4次元ポケットみたいなものです。
某ブルーの猫型ロボットのおなかについているあれです。

4次元ポケットって、

 最終的にどこにつながっているのかよくわからないけど、
 なんでも、どんな大きさのものでもしまっておける。

 自分がしまったもの以外にもいろいろな道具が入っていて、
 必要なときに使わせてくれる。

こんなアイテムですよね。


↑をIT仕様に言い換えると、

 最終的にどのサーバにデータが保存されているかはわからないけど、
 基本的に容量を気にせず、バンバン使える。

 リソースを借りられるだけでなく、各社オリジナルのサービスも提供されていて、
 必要に応じてそれを利用することもできる。

こんなかんじでしょうか。

 

4次元ポケットを持っている会社が、

「入れる場所がなくて困ってる人、うちのポケットに入れて良いですよー!」
「なんなら中に道具も入れといたんでつかってくださーい!」
って言っている。

クラウドサービスは、そんなかんじのものだと思っておけば大丈夫です。


とはいえ、
わたしたちとサービス事業者はのびたくんとドラちゃんのようなお友達ではなく
ビジネスライクな関係ですし、
まだこの世は4次元に対応していないので、4次元ポケットとは違う部分もあります。

たとえば、4次元ポケットは無料だけど、
クラウドサービスは使った分だけお金をとられます(当たり前)。
でも、この使った分だけ払えば良い、っていうのが受けたから、いま、こんなに広まっています。

だって、たんすを買ったとして、
「いやでもー、この段使ってないんで、割引してもらって良いですか?」なんて人はいませんよね。

使っていようがいまいが、値段は一緒。


それはパソコンやサーバでも一緒で、50畳中40畳分を余らせていたからって、
80%オフになったりはしません。

そこに、
 ひとりで50畳使いきれなくても良いんですよ、
 10畳分しかつかわないなら、10畳分のお値段で良いですよ、
 のこりの40畳は、他の人に使ってもらうから大丈夫ですよ
なんてサービスが出てきたら、それはもう相当に画期的だったわけです。

それから、種も仕掛けもない無限の空間である4次元ポケットとは違い、
3次元のクラウドサービスには、種も仕掛けもちゃんと存在します。

サービス事業者は私たちに見えないところで何千何万というサーバを用意しています。

その子たちのもつリソースをまとめてひとつに見せることで、
あたかも無限に容量があるかのように見せているのです。

 当然、こちらには見えない裏での話なので、
このサーバたちの管理についても、私たちは考える必要はありません。

それも、クラウドサービスの大きなメリットですね。

 

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いかがでしょう。
クラウドサービスについて、なんとなく掴めたでしょうか。


一番後ろに書くなよって話ですが、
サーバのリソースを〇畳と、間取りのような言い方をしている理由については、
以前の記事「仮想化についてIT用語を使わずに説明してみた」をご参照ください。

 

次回こそ、VMC on AWS の基本アーキテクチャについてのお話をします。
(エンジニアのみなさま、お待たせいたしました!)