仮想化についてIT用語を使わないで説明してみた
こんばんは。ド文系です。
今年も宜しくお願い致します。
前の記事で、次回は VMC on AWS についてご紹介~と書きましたが、
その前に、そもそも仮想化って何なのよ?っていう記事を書いていませんでした。
VMC on AWS についての情報をもとめてこのブログにたどりついた、バリバリのエンジニアの皆様には申し訳ありませんが、
新年一発目、ITに果敢に挑む文系の同士たちに向けて。
-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
結論から言うと、仮想化っていうのはルームシェアみたいなものです。
サーバやパソコン:部屋
OS(Windowsとか):人
と、置き換えることが出来ます。
サーバとかOSって言葉もぴんと来ない、入社当時の私のような方は、
サーバ:なんかすごく性能の良いパソコン
OS:私たちの指示をうけてサーバやパソコンを動かしてくれるやつ
くらいに考えておいてください。
で、買ってきたばっかりのパソコンとかサーバは基本的に、
1部屋にひとりで住んでいる状態になっています。
ひとつの機械にひとつのOSがインストールされている状態ですね。
むかしむかしのパソコンやサーバ(以下、まとめて「ハードウェア」と書きます)は、今に比べて性能が悪かったので、6畳ひと間にひとりで住んでるみたいな、ちょうど良いサイズ感でした。
でも、だんだんハードウェアの方の性能が上がってきて、
いまはもう、50畳、100畳の部屋にひとりで住んでいるような状態になっています。
そうなると当然、
いくらなんでももったいない、
ひとつのハードウェアをいくつかのOSでシェアさせて有効活用しようぜ、…という人が出てきますね。
これが仮想化の考え方です。
ただ、人間同士のルームシェアでもそうですが、
何のルールもなしに同じ部屋に詰め込まれたら、いろいろな問題が起こります。
(どこからどこまでが誰の陣地?とか)
そこで、OSたちが仲良く暮らせるように
だだっ広い50畳を「ここからここまでがあなたのエリアね」と仕切って、
各人の個室を作ってくれる工事の人が、「ハイパーバイザー」です。
VMware製品では、ESXi がこれにあたります。
ESXi が作ってくれた個室の一つひとつが、「仮想マシン(VM)」です。
また、ルームシェアでは当然、ガスや水道(ハードウェアでいうとCPUやメモリ)などのリソースが共有になります。
でも、今月誰が何㎥のガスを使ったとか、そんなの各個人で管理していられないですよね。
なので、部屋そのものや、それそれの個室の状態を満遍なくチェックして、管理してくれる管理人さんとして、vCenter (vCenter Server)が用意されています。
vCenter は、自分が管理している部屋の個室のどこかに住んでも良いし、
別の部屋に住んでもOKです。
ESXi や vCenter を使って作られた環境は、「vSphere環境」と呼ばれます。
さあ、これでもう↓のような図も怖くない!はず!
-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
入社当初、vSphereってなんだろう?ESXiって?等を調べた時に、
アプライアンスとかコンポーネントとかインターフェースとか、
意識高い系の横文字が並んでるだけで混乱してちんぷんかんぷんになったので、
極限までそういった言葉を使わずに説明してみました。
詳しい方からすると、ぜんぜん説明が足りない!!という部分も多いとは思いますが、
仮想化というもののイメージを掴むための、はじめの一歩のお役に立てたら幸いです。